ヨーガスートラ 1-17 〜真実を知るには〜

最終更新: 2019年7月3日

第1章



1-17

体、感覚、心と自分自身

それぞれ見分け、

順番に従って分析を深めることで、

自分自身の本質をはっきりと理解します


体、感覚、心は自分自身の本質ではないことを見極めるために、

1つ1つ分析し、知るべきことをはっきりさせる瞑想が

サンプラッニャータ・サマーディ(真実を見極める瞑想)です。



●自分自身を分析して理解する瞑想


”私がいる。存在する。世界がある。物事が存在する。”

”いる。ある。存在する。”


言葉は違えど、意味は同じ。

自分と世界は、「存在」という根元のベースにおいて、1つの同じ真実である。

と知ることが、この瞑想の鍵だといいます。


サンプラッニャータ・サマーディには4つのステップがあります。


Step1: ヴィタルカ(自分 or 体?)

世界にあるものは、肉体も含めすべて物質でできています。

物質は、私によって知覚されるもの。

物も肉体も外の世界のものであって、本当の自分自身ではない。

肉体と自分自身、この2つをはっきりと分けるための瞑想です。


Step2: ヴィチャーラ(自分 or 感覚?)

感覚、呼吸、体の状態は、いつも私によって知られます。

感覚も、本当の自分自身ではない。

感覚と自分自身の違いを理解するための瞑想です。


Step3: アーナンダ(自分 or 心、感情?)

感情、考えも心の動きです。

心はすべて私によって観られています。

本当の私は、心を観る存在。

自分と心を見極めるための瞑想です。


Step4: アスミタ(自分 or 自我意識?)

本当の自分自身とは、変わりゆく世界、変化する体、感覚、心、どの経験にもあり、

それでいて、そのどれにも限定されない存在である。

それが分析された後、自我意識ではない、本当の自分自身を理解するための瞑想です。



●本当の自分はどこにいる?


私たちが普段「自分」だと思っているもの。

肉体、呼吸、五感、心、経験

これらは全て変わりゆくものであって、本当の自分ではない。

本当の自分は、この5つの変化を観て、5つを経験する者。

それは、どんなことがあっても変化しない存在です。


真実の私自身を表す言葉たち

①プルシャ(人間の真実)

②アートマー(真我)

③ブラフマン(普遍の存在)

④サット・チット・アーナンダ(存在・知・限りなく満ちるもの)


インドの聖典で欠かせない、代表的な言葉たち。

また何度も出てきます。



※参考書籍:やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ